直線上に配置
What's New
こむら返りの予防
寒い季節の就寝は、厚手のパジャマに厚い布団、加えて電子毛布などを使い朝までぐっすり、なかなか寝床から出られない天国です。
ところが、暑い季節になると薄手のパジャマに薄い上掛け、それでも熱くなり手足を出したり上掛けを剥いでしまい、体はだんだん冷えていき、ある時寒さを感じ体を動かした途端、ふくらはぎに激痛が走り「イタッタッ!」と悲鳴を上げて飛び起こされることがよくあります。
激痛を和らげるため、寝ぼけ眼でアレコレさすりながらも眠気には勝てず、何時しかまどろみますが、翌朝は寝不足で朝から眠く、快い1日を期待する方が無理となってしまいます。
常識的な対策として、ふくらはぎが冷えないようサポーターを嵌めてみても、やはり「こむら返り」は止まず、不快が嵩じ悩みに陥ってしまいます。
こんな行き止まりを打開するため、寒い時期と暑い時期の就寝時の姿態について、あれこれ比較したところ、暑い時期に間違いなく上掛けからはみ出している下半身部は足首より下の部分だろうとの推測に辿り着きました。
それならと、足に薄手の靴下を履き就寝したところ、こむら返りは起きず、一晩中熟睡でき驚愕の一言に尽きました。
早速、知人の中からこむら返りをよく起こす3名に再現性をお願いしたところ、1ヶ月経った現在でも発症していないとのことで、対策の適用性は広いと思われます。

調べてみると足の構造は思った以上に複雑で、その中でも荷重を緩和する「足底腱膜」と云う強靭な縦走繊維束があるそうで、これが冷えて収縮すれば、悲鳴を上げる「こむら返り」の起きそうなことは容易に納得できます。
こむら返りの主原因は、(過剰な筋肉ストレスは別にして)ふくらはぎではなく足裏であったと云う結論が得られましたのでお試し下さい。

                                               2013年6月
                                           


直線上に配置
What's New
腰痛・膝痛・脛痛対策

「こむら返り」で足の構造が出てきたついでに、腰痛・膝痛・脛痛対策の1つについて説明します。
第1ステージ
筆者は、小太りで重い体重ながら、長年毎週のように数Kmのジョギングに励んできました。一方、デスクワークの仕事柄、酷いときは1日16時間近くもぶっ通しで座り続ける日々が半月くらい続く場合があります。
このように極端なストレスが掛かったためか、腰と膝・脛や脚部裏側全体に酷い痛みを頂戴し、10年ほど前には歩くのも困難になったこともありました。
整形外科の定型的な治療では、程度は良くなるものの根治には到らず、埒の開かない状態でした。
仕方なく、腰から脚部全体に異常はないか触りまくったところ、大腿骨の関節部から下方の臀部側に大きなグリグリのある事が判りました。知人達にそのようなものはあるかと聞いたところ、当然の如くそんなものは無いとの回答で、どうやらこれが靭帯や神経を圧迫していることが想像されました。
そこで、椅子の角やスリコギ棒を使い、やんわりと気長にこのグリグリを揉んでいったところ、一週間程度でグリグリは小さくなり、脚部裏側の全体的な痛みはなくなり、腰痛と膝痛・脛痛の程度も随分改善され、通常の歩行に支障を来たすこはなくなりました。
このように、大腿骨とその関節部に静・動にわたるストレスを加え続けた結果、その周辺に大きな軟骨的なものを発生させてしまったのが原因と考えられ、長時間座り続ける仕事の人や、お年寄りは参考にして下さい。

第2ステージ
しかし、腰痛も膝痛も脛痛も時々笑顔でお出ましになり、ご主人様をしかめ面にさせてきました。
何ともすっきりしない時期が続きましたが、ある時脛が硬直して激痛が走り、再び歩行困難な状況に陥ってしまいました。
急いで病院に行き治療を受け何とか症状は治まりましたが、冷えたりすると硬直と痛みが顔を出し、完治とはほど遠い状況が何年か続きました。
ところがある時、脛を揉みながらその範囲を膝関節まで広げたところ、関節のあちこちに例のグリグリがいっぱい詰まっているではありませんか。スワッとばかり、焦る気持を抑えてゆっくりと揉みほぐしに掛かりました。それから1ヶ月くらい経った頃、脛の硬直と痛みは完全と言っていいほど起きなくなりました。また、膝部の痛みの頻度も非常に少なくなりました。
このように、膝の関節部に静・動にわたるストレスを加え続けた結果、関節部に沢山の軟骨的なものを発生させてしまったのが原因と考えられ、膝関節と脛は隣同士なので原因として納得できるものです。
長時間座り続ける仕事の人や、お年寄りは参考にして下さい

第3ステージ
このように、上肢部裏側と膝部、脛部の痛みの緩和は、完治に近い所まで到達しましたが、長時間の座り仕事に於ける腰痛は、相変わらず顔を覗かせ「職業病だから諦めなさい」と囁かれているような状況でしたが、ある時ジョギングの後、踝の辺りが痛むので指先で押しながら痛い箇所の特定を探った結果、踝から下方に向かって硬い筋状のものが腫れており、又距骨部や舟状骨部にも大きく硬いグリグリが発生していました。、その時初めてその気になって膝の屈伸動作をしたところ、距骨部や舟状骨部がギシギシと軋み音を発しているのが聞こえ、エッ!と驚愕の叫び。早速、これを根気よく揉み解す作業に取り掛かり、3ヶ月程度続けている最中に、今度は足部の沢山の関節周辺に沢山のグリグリが発生しているを発見しました。慌てて、これらの揉み解しに掛かり、これらは2週間程度で柔らかくなり殆ど消えて行きました。丁度その頃、大きなグリグリも柔らかく小さくなり、ジョギングしても踝の痛みはなくなったと安心すると同時に、あの忌まわしい鈍痛気味の腰痛がなくなっているではありませんか!これは驚愕中の最たる驚きでした。何しろ、踝痛と腰痛が繋がっており、それが解消したのですから。又、膝痛も殆どなくなり目出度しメデタシです。
このように、足首から下の関節に掛かるストレスも緩和操作をしないと、丈夫の痛みを引き起こすことがはっきりしましたので、参考にして下さい。



直線上に配置
シーズ>>技術関係

炭化水素センサ1

最近、センサと云えばバイオと環境関係が元気いいですね。特に,環境関係は国際的な政治問題にもなってきま した。ところで、センサの好ましい姿は選択性と 連続繰り返し測定ですが、バイオ関係はまだ新しい領域であり選択性は優れているものの1回測定の使い捨てが多いようです。一方、環境関係は歴史も古く選択 性はイマイチの面もありますが、繰返し測定可能なセンサが圧倒的に多いようです。

そこで、今般は身近な環境問題の1つとして車の環 境対策をセンサの選択性と繰返し測定の面から検討を加えてみたいと思います。車からの汚染の1つとして HC(ハイドロ・カーボン=炭化水素)の排出があります。これは、石原都知事が振りかざしたパーティキュレートよりずっと有害性が高いよう思われますが、 排出源として2つあります。

1つは燃料タンクからの蒸発ですが、これは燃料系 を密封し蒸発分は吸気側へパージしてしまうゼロ・エミッションが提案されています。この系統は常温に近い ので、誰がみても実現は容易と考えられます。

他の1つは勿論排気側です。これについては沢山の 文献や特許が出されており相当研究されているようですが、難しいのはコールド・スタート時に於ける対応の ようです。通常、コールド・スタート時30〜40秒間は三元触媒の温度が活性化温度(例:300℃)より低く有害な排気ガスのうち特にHC成分は浄化され ずそのまま排出されてしまいます。これを防ぐため排気系にはゼオライト等のフィルターが装着され、コールド・スタート時の未燃焼HC成分はこれに一時吸着 され、温度が250℃程度以上になるとHC成分は吸着フィルターから解離されEGR回路等によって循環燃焼され、最後に3元触媒で酸化され浄化排出される ようになっています。

しかし、このような優れもののゼオライト吸着フィ ルターも長期間の使用で解離しきれなかったHC成分が蓄積されフィルターの吸着能力が低下し、終いには未 浄化のHC成分が排出されてしまうこともあります。
このような吸着フィルターの劣化を検出する手段として
@フィルターの上流側に高濃度HCセンサを設置する
A温度センサを設置する
Bフィルターの重量を測る
Cフィルターの下流に吸着センサを設置する
等が特許等に提案されています。しかし、このような各検出手段には次ぎのような欠点があります。

@のHCセンサについては、吸着フィルターの下流 側へ設置したい低濃度HCセンサが高価なため、やむなく高濃度HCセンサをフィルターの上流側へ設置する わけですが、フィルターの吸着量を間接的にしか検出できない。
Aの温度センサについては、フィルターの焼損は防げるかもしれないが正確な吸着量を検出できない。
Bの重量測定については、エンジンを止めフィルターを取外さなければならず、手間が掛かり経済的でない。
Cの吸着センサについては、吸着フィルターと同じ材質(例えば、ゼオライト)を担持した複数の電極が互いに対向するように配置され、炭化水素(HC)は フィルターとほぼ同一の傾向をもってセンサに吸着される。HCがセンサに吸着されるとその量に応じて電極間の抵抗と静電容量が変化しHCが検出されるよう に説明されています。又、このセンサはHC成分のみならず水分も同時に吸着するそうで良さそうに見えますがやはり問題点があります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
*第一はHCと水分検出の選択性の問題です。特許等を見ると「HC成分は静電容量」、「水分は抵抗値」と云う検出回路上の工夫が述べられていますが、水の 誘電率は約80と大きく鋭い選択性を得られるかは疑問です。これを少しでも改善するためには安易な手段ですが、別途水分センサや湿度センサを設置しその信 号により選択性を高めることが考えられます。勿論、HC吸着センサの一面にこれらセンサを併設するほうが経済的かもしれません。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
*第二はセンサとフィルターの吸脱着量(又は、HCの蓄積速度)の違いの問題です。センサの吸着部はフィルターに比べ圧倒的に薄いので、吸着時にはすぐ飽 和し脱離時にはすぐ空になってしまうので、フィルターの詰まり具合とは連動せず正確な検出が困難と考えられます。これを少しでも改善するためには、HC吸 着センサの吸着体(ゼオライト)を吸着フィルターより微細孔にすること等が考えられますが、選択性は落ちます。
このように、HCの排出を選択性よく連続的に精度よく測定する手段はなかなかありません。そこで、サプライ工房はこの問題を解決できそうか前検討を加えたので発 表します。

排気側「HCセンサ」の必要条件を列挙してみると
a)エンジン始動サイクルに同期した検出ではなく、いつでも検出状態である
    こと
b)感度が高く吸着フィルターの下流側で検出できること
c)高温耐久性に優れ、広い温度範囲で安定な検出ができること
d)水分に対する感度が鈍いこと
e)広い範囲の炭化水素を検出できること
等が挙げられます。このような条件を満たす可能性のあるもので感度が高く
且つ比較的安価で真っ先に思い浮かぶのは、
接触燃焼式ガス・センサです。
このセンサに対し次のようなモディファイを考えます。

(1)接触燃焼 式でも貴金属触媒のみ ならず、担体材質も工夫し広範な炭化水素を検出できるようにする。
(2)センサの動作雰囲気に空気を導入するよう工夫する。
(3)温度センサを併設し、触媒の活性化と水分吸着防止のためガス・センサの動作温度を高めるよう制御する。
このような、モディファイは比較的容易に実現できそうです。

          

どうやら理論的検討の段階では、新しいHCセンサ実現の可能性は高いようです。
製品の構造は、
「白金属によるヒーター兼温度センサに脱水素セラミック触媒が担持される」ようなものがイメージされます。
                                     2002年9月

直線上に配置

炭化水素センサ2

HCセンサに於ける水分の影響について、下記に示す興味ある論文がありました。
INABA,SAJI,TAKAHASHI,"Limiting Current-type Gas Sensor
Using a High Temperature-typeProtonConductorThinFilm",
Electrochemistry,67,No.5,('99)
です。

このセンサは多孔質アルミナ基板上にPt電極層・ プ ロトン導電体・Pt電極層がこの順に積層された限界電流式センサであり、多孔質アルミナは下部Pt電極層へ拡散するガスの輸送を律速する役目を担い、基板 裏面には加熱用Ptヒ−タが設けられている。プロトン導電体はCa:Zr:In=1:0.91:0.13をターゲットにしたRFスパッタリングにより厚さ 5μmに形成され、500〜900℃に加熱されて使用される。このセンサはH2・C3H8・CO等の可燃性ガスに感度があるが、何れも水蒸気の存在する雰 囲気での検知となっている。水蒸気の濃度は概ね10%以上あれば安定した測定が出来るが、それ以下の濃度では水蒸気依存性が出ている。
−−−−−−−−−−−−−−
前項1のHCセンサでは、水蒸気はどちらかと云えば余分なもの的存在であったが、本項2のHCセンサでは水蒸気は必須となっており「車の排気ガスのゼオラ イト吸着フィルターの目詰まり検知用」としては、完成度が高く優れものと考えられる。但し、サプライ工房では本センサについて検討を加え、目詰まり検知用途とし ては幾つか気がついた点があったので以下に挙げる。
−−−−−−−−−−−−−−−
@エンジンの動作状態により、排気ガス中の水分は炭化水素成分と同様、低温域と高温域では異なるので、どの時点で目詰まり検知をするのかが重要 な ポイントになる。
A多孔質アルミナ基板は分子量の異なる種々の炭化水素の輸 送 を律速する必要があるため、気孔径に分布 を持たせるのが得策である。(特許になるかも知れない。)
B多孔質アルミナ基板は水分を吸着し(高)湿度センサもどきの動作をするので、 誤差に気を付ける必要があるし、モニ タとして積極的に活用することも考えられる。(これも、特許になるかも知れない。)
C多孔質アルミナ基板は高温でサーミスタ的に抵抗が下がるし、又水分吸着によ  っても抵抗が下がるので、アルミナ基板と裏面ヒータとの間にはリーク防止のため高絶縁層を設ける必要がある。(ヒータ・パターンの下のみ。こ れは特許の可能性が大きい。)

等があります。
尚、サプライ工房では、限界電流式センサーと脱水素セラミック触媒と合体させた構造が種々の点で優れているとの感触を得ています。

以上、2つの炭化水素センサに於ける水蒸気の相反 作 用を解析し対応を検討ました。
                                     2002年9月
                     


直線上に配置
新型ベクター

最近は本当にバイオ関係の勢いが凄い。バイオ・チップと遺伝子治療に関しては、「首相発言」と同じく紙面 に載らない日はないような昨今です。

そんな中で古い記事で恐縮ですが、2001年8月 7日の日経産業新聞によれば、「東京大学の片岡教授と国立循環器病センターの斯波研究員のグループは、新 型ベクターによる遺伝子治療を開発した。これは、ポリエチレン・グリコールと食品の保存剤に使われるポリリジンが20〜30ナノメートルの長さで紐状に結 合しておりウィルスとほぼ同じ大きさ。ポリリジンはプラスに帯電しており、マイナスに帯電しているデオキシリボ核酸(DNA)を吸い付ける。ベクターの先 端に糖を付けることで、患部の細胞だけに遺伝子を導入できる。細胞表面に新型ベクターが付着すると細胞がこれを取り込み、ベクターは血液よりも濃い塩分に 反応してバラバラにほどけ、DNAを細胞の核に挿入できる。ウイルス・ベクターに比べ肝臓等で分解され難く、安全で高い治療効果が期待できる。」とありま す。
===========
又、8月29日の同紙によれば,「大妻女子大学の小山助教授と長崎大学の新留助手らは、導入効率の高い新型高分子ベクターを開発した。新型ベクターはマイ ナスに帯電したデオキシリボ核酸(DNA)をプラスに帯電した高分子<ポリリシンデンドリマー(KG)>と混ぜて複合体を作る。次にマイナスに帯電した高 分子<ポリエチレン・グリコール(PEG)>で複合体の表面を覆う。PEGによって全体がマイナスに帯電するので血液中でマイナスに帯電している赤血球や アルブミン蛋白質等とくっついて血栓となる塊を作ることがない。更に、表面には特定の細胞とよく結合する糖をつけることで、体内の目的の場所にきちんと遺 伝子を運ぶことができる。従来のベクターに比べ3〜4倍の導入効率が確認された。」とあります。
=============
この2つの記事の内容に於いて、使う物質と電気的処方に共通点が見られるためセンサではないがセンサに利用出来そうな技術なので、サプライ工房内で電気的な面か ら少しづつ検討を加えてみたので発信します。
−−−−−−−−−−−−−
両方の記事ともDNAと高分子をそれらの帯電を利用してくっつけ、ターゲットの細胞まで導入する点ではよく似ています。
この作用を電気的な面から見ると、帯電とはかなり不安定な電気的現象であり正確にコントロールするのはなかなか難しいものです。高分子側の自発分極だけで はDNAの帯電量と合わせるのは至難の技と思われます。そこで、電子材料屋には一般的な電気的ポーリング処理が思い浮かびますが、これはDNAの帯電量に 比べ随分多くなりDNAを壊していまうのではないかと心配されます。

それでは、どうやったら帯電量を制御できるかの検 討の末、光を当てながら温度を上げ帯電処理をすれば少ない帯電量を均一 に制御できるだろうと云う結論に なりました。

この技術どこかでお目にかかったような気がしま す。よーく思い出すと、そうです複写機やレーザー・プリンターのゼログ ラフィー技術です。これは、感光ドラム表面の高分子層への高電圧 印加とレーザー光照射による帯電量制御で濃淡を描画するものですが、淡い所も比較的きれいに描画されるので帯電量はかなり正確にコントロールされており、 上記結論を支える一つの例と考えられます。ベクター量産を視野に入れた時、上記結論は有効性を発揮するものと思います。(特許になるかも知れません。)
                                   2002年12月
                     


直線上に配置
バイオ・センサ

これも古い話で恐縮ですが、2002年1月23日の日経産業新聞によれば、「徳島大学の馬場嘉信教授等の研 究 グループは、糸がぐるぐる巻きになったような状態のDNA(デオキシリボ核酸)を一直線に伸ばす技術を開発し、米生物物理学会誌に発表した。」と報道され た。紙面から引用すれば、この技術は寒天に入った市販の試料に電極を装着して電気泳動法でDNAを1本だけ選り分けた。更に、10ヘルツの低周波交流電圧を加えた結果、DNAが1分以内に一直線に伸びた。直流電圧の印加では伸長しない事から、詳しい仕組みを今後解明する。
新技術なら、塩基数が百万を上回るDNAでも小間切れにしないで顕微鏡で観察出来るようになる。従来の種々の観察方法では長いDNAの観察は難しく5万塩 基程度が限界であった。又、水溶液中のDNAに交流電圧を印加して伸長するアイデアも知られていたが、10万塩基程度が限界であった。


このように、上記技術は今までにない優れたものですが、サプライ工房では電気的な面から若干の検討を加えたの発信でします。先ず、10Hzの交流電圧印加により DNAが一直線に伸びる理由については、新型ベクターの項でも説明しましたように
DNAは誘電体であり通常はマイナスに帯電しているので適切な周波数の交流印加により、あたかも「伝送線路やアンテナ に定在波が立つ」ような現象が起きてDNAに伸長力が働くのではないかとの推測に到りました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
本現象は、交流印加によって丸まったDNAがどのように伸 長 していくのか観察すること及び、伸長したDNAは電圧印加を続ける事により移動するのか或いは、振動的動作をするのかを観察することによりかなり明確に理 解出来ると考えられます。
ここで、伸びたDNAは通常通り制限酵素により切断出来るのか又、切断されても位置関係は崩れないのかが、新たなDNA解析の 重要なポイントになると考えられます。


次に、本技術の応用について真っ先に思い浮かぶのは、
「キャピラリー電 気 泳動法」によるDNA解析への適用ですが、全長が1mmを超えるDNAを50μm径程度のキャピラリーの中で幾つも連続的に伸長出来れば、 DNA解析の別の局面が開けるのではないかと思われます。


又、三菱レイヨン(株)から沢山特許が出願されている「中空糸にDNAを含むゲルを注入し、それ等を規則性をもって束ねてスライスしたバイオ・センサ」に 適用出来れば、
並列伸長的な事が可能となり一味違ったセンサになるのではないかと期待されます。


何れにしても本技術を電気的に見れば、
直・交流電圧印加の大きさ・タイ ミ ング・印加位置等の方法及び容器や基板を工夫することにより解析やセンサへ多くの応用が考えられ、沢山の 特 許が期待できそうです。

                                  2002年12月
                     


直線上に配置
シーズ>>環境関係

水の腐臭抑止セラミック

  夏の暑い日、外出から帰って玄関へ入った途端、花瓶からドブ川の腐った臭いが鼻をつき暑さと相俟って、思わず「何よこの花は!」と花にムカツイテしま います。更に、急いで着替えて換気をしようと居間へ入ると、今度は生け花の花器からさっきと同じ腐臭が鼻をつき益々イラついてしまうあなたに朗報です!

朝の清々しい中、花瓶の水を取り替える時小さな魔法のセラミックを3つそっと花瓶の底に 沈めましょう。すると、夜遅く帰宅したあなたに最早花瓶からイヤな 臭いはなく、花はやさしくあなたにお帰りなさいと言ってくれます。疲れたあなたは、花瓶の水を取り替える余裕もなく次の朝までそのままぐっすり。でも、ご 心配なく。まだ、花瓶の水からイヤな臭いはしてきません。

又、金属加工の工場では多量の「水溶性切削油」が使用されていますが、真夏の月曜の朝は この油からの悪臭で気力は激減し、食欲も失せてしまいます。この悪 臭は水中の微生物が油を栄養源に増殖するもので、対策として種々のセラミックを投入したり、室温や油温を冷却したりしているのが現状です。
しかし、微生物の大増殖条件の整ったこの環境に於いて、従来の吸着型セラミックで対抗するのは難しいようで、かなり早く寿命が尽きてしまいます。
又、真夏の毎週土・日曜に屋内冷房や油槽冷却するのは大変な費用がかかり、海外との競争に益々勝てなくなります。
しかし、ご安心下さい。従来の吸着型セラミックとこの魔法のセラミックを油槽の中に適量投入すれば、最早土・日曜に冷房や冷却をしなくても悪臭を大幅削減して過ごせます。
そして、嬉しいことにこの魔法のセラミックは洗えば繰り返し使え、寿命は半永久的です。

ウィスキーのお好きなあなたは勿論オンザロック、盛夏の夕食はたっぷりの氷で冷やした冷麦 をカツオダシの効いた麺汁に浸ければ食欲も回復・・・・・。そして 翌朝、何となくお腹が痛む、下痢気味になってしまった!エアコンはいつもと変わらない設定だったのに寝冷えだろうか? いえいえ原因は別なところにありま す。昨夜口にした氷が犯人です。
時折紙面に小さく載る「自動製氷器付冷蔵庫の雑菌」のイタズラですが、氷納室は幼児の手の届く所にあるで要注意です。
しかし、もう心配は要りません。この魔法のセラミックをよく洗った水タンクの中に3つ、氷納庫に3つ投入すれば、出来上がった氷には活性な雑菌は激減し、 お腹が痛みユル便になることはありません。幼児が親の目をかすめて氷をかじっても大丈夫です。
この魔法のセラミックは、人体に無害な成分からできていて、水に溶け出すこともなく、洗えば繰り返し使え寿命は半永久的です。



この特殊セラミックは、花瓶の水や切削油のイヤな臭いと
移り香を抑え、雰囲気に鋭敏なあなたにぴったり の魔法のセラミックです。
又、氷を使った飲食物に起因する
出勤途上の不快な腹痛をなくし、朝の爽快さを大切にし今日の ビシネスに挑むあなたに好適な健康セラミックです。


特徴
従来より、このような作用をするセラミックは各種ケイ酸塩・ゼオライト・チタン酸化物・トルマリン等種々知られていましたが、
本製品はこれ等とはどこか一味違う成分で構成され特殊な作用を持つ人工合成物です。
 
従来のこの種のセラミックのうち一般的なケイ酸塩は(或いは活性炭等も)、イヤな臭いの元になる物質や微生物等を吸着して臭いの発生を抑えますが、その効果には 限りがあり比較的頻繁に交換する必要があります。(例えば、熱帯魚の水槽浄化)
−−−−−−−−−−−−−−−−
又、最近はセラミックの細孔に汚物分解微生物を埋め込んで水の浄化を図る製品も市販され始めており作用は優れているいるようですが、高価であるとともにや はり寿命があります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
大流行の酸化チタンも水の浄化に効果的と云われていますが、そのためには紫外光が必要であり人体に有害なこの光を知識のない人が簡単には使えませんし、全体としては高価 になります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
トルマリンはどうかと云えば、水中では電気分解を起こし「ヒドロキシルイオン」を発生させます。これは、一般によく知られている「マイナス・イオン水」、 「還元水」、「アルカリ・イオン水」と呼ばれているものですが、その効用もご存知の通り人間が飲めば活性酸素を無毒化し細胞を活性化します。しかし、花器 の水中では微生物や細菌の細胞も活性化されることになり、イヤな臭いの発生は減るどころか増加傾向になるでしょう。(例えば、レジオネラ菌騒動の時もトル マリンの他、種々のセラミックや鉱石を使っていた大型浴場及び個人用24時間風呂が結構あったはずですが、この菌が死滅しなかった原因は案外上記の理由に よる事も考えられます。)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・本セラミックは前記物質とは根本的に動作原理が異なり、微生物や細菌に 対し水を改質します。しかし、この製品を水から取り出せば水の性質は元に 戻ります。又、人間が水中に手を入れても影響を受ける程強い作用ではあ りません。
・このセラミック自身が汚れ・藻類・菌類を吸着するわけではないので、汚れ  を落とせば繰り返し使え、効果は減退しません。
・瀬戸物と同等の人体に無害な成分から出来ているので、素手で触ってもま ったく問題ないし、場合によっては非常用飲料水の長期保存のために使え る可能性があります。
・マンションの給水タンク・クーリングタワーの水槽・防火用水槽・プール等の   大型施設に対しても、見合った量を投入すれば藻や菌類の繁殖を抑止出 来 ま す。
・人工合成物なので作用・効果のばらつきが極めて少ない。
・ 従来品に比べ、費用対効果比が高い。
・尚、容器はガラスの花瓶よりは陶磁器や樹脂製の花瓶の方が効果的です。

・大きさは、100円硬貨を2枚重ねた程度の径と厚さです。
・廃棄する場合は瀬戸物と同じ分別で廃棄できます。
                                2002年9月
                    


直線上に配置
帯電防止素材
  冬の晴れた日、ダウンのジャンバーを着込んだあなたの手が、うっかり愛車のドアに触れた途端にパチッ!放電グッズを持っているの に使い忘れた罰です。
納期間際の書類を届けるのに急ぎ足のあなた、その身体にまとわりつくスカート。見られたくないボディラインが丸見え、「何で毎日こんなに乾燥するの!」と 思わず天に向かってイラツイテしまうあなた。そんなあなたに朗報です!

お出かけの時、小さな魔法の素材をポケットに忍ばせたり身につければ、うっかり放電処理 を忘れてもダウンに貯まった強烈な静電気を僅かなピリッ感まで落と してくれます。又、真冬の忙しい最中冷たい帯電防止スプレーなんて掛けずに走っても、スカートはもうボディにまとわりつきません。そして、これ を衣服に装着している限り、脱いだ衣服の帯電防止効果は続くのです。

この素材は、快適性に鋭敏なあなたにぴったりの静電気ショックを抑える魔法の逸材です。


従来品との比較
従来より、このような作用をする素材はカーボンや金属粉末・繊維を入れたゴムや樹脂製の放電体及びガス放電管等が知られており、これらを人体に接触させ人体に貯まった静 電気を少しずつ緩やかに逃がしてあげようと云う働きです。従って、任意の重ね着に対しこれらの素材を素肌に直接触れずポケットに入れただけで は、静電気の発生抑止や除電を行うのは不可能に近い事です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
又、業務用の帯電防止服では金属繊維や導電性高分子繊維を織り込んだ生地で仕立てられ除電作用は非常に優れていますが、高価な上にオシャレ着にはまったく 向きません。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
本製品はこれ等とは根本的に動作原理が異なり、任意の重ね着に対しこの素材をポケットに入れてたり、ス カートの裏側に装着するだけで衣服と人体間に発生する静電気の発生を抑制し、また人体に溜まらないように働きます。従って、好きなオシャレ着は今まで通り、そして帯電防止素材に直接触れ人体の除電を行 うような特別な除電操作は一切行わなくても帯電は防止出来ます。

特徴
・種々の形態・形状で使えます
 石のように硬いものから、繊維状のしなやかなものまで製造可能です。
 (種々の部位に最適な形態で装着が可能となります。)
・汚れたら洗って繰り返し使え、効果は減退しません。
・人体に無害な成分から出来ているので、素手で触っても問題ありません。
・人工合成物なので作用・効果のばらつきが極めて少ない。
                                  2003年1月
                     


直線上に配置
冷蔵庫の消臭
ボリュームゾーンの冷蔵庫の消臭力は弱く、扉を開けるとすえた臭いが吐き出されて不快感この上ありません。
これはコスト削減のために、脱臭装置が高性能のものから安価な脱臭触媒付き除霜ヒーターに変更され、自然流過型脱臭になったためです。
そうなると昔ながらの活性炭などを使った「○○コ」などの名称で親しまれた補助脱臭器が活躍の場面になりますが、その寿命は比較的短く、買換えコストもバカになりません。
そこで、このような問題を低コストで解決するシーズを探索した結果、次のような方法を提示します。

カード2枚分程度のタッパを用意し、その中に
・リンス液を1/3程度入れ、ぬるま湯を注ぎ攪拌する
・ワイドハイターを1/2程度入れる
のどちらかを用意します。
冷蔵室の床に発砲スチロールを敷き、この上にタッパを乗せます。
これで、補助脱臭器の完成です。
液量が不足してきたら、同じ要領で液を補充すれば格安のコストで脱臭補助が可能となります。
                                  2010年7月

                                       


直線上に配置
シーズ>>健康関係


抗加齢

 近 年、美白美顔に始まった求美志向は、年老いてもより美しくありたい願望に発展し、抗加齢療法や薬品まで出現しています。この傾向は団塊世代のリタイア時代 とも相まって益々加速しているように見えます。紙面の或る言葉では
「超寿時代」とも表現されていますが、これを昔ながらの言葉にすれば、「不老長寿」と云 う畏れ多い目標に挑戦しているように見えます。
 サプライ工房でも、この時代の流れに対し新しくオリジナルなシーズを探索しした結果、それにマッチする成果が出始めたので速報として発信します。
方法は、特殊セラミックによって電気化学的に
改質した飲料水を体験者に継続的に摂取して貰い、約3ヶ月経過した後の結果を示します。(この特殊セラミックは「水の腐臭抑止セラミック」と同系統のモノです。)

評価記号: ◎=効果有 ○=やや効果有 □=効果無

1.
顔の皮膚の弛みが減少し、締まりが出てきた
    体験者:40代後半〜60代前半の女性、 人数:7名
    自身の評価: ◎=6名、○=1名

2.顔ばかりでなく、体全体の表皮が引き締まり、ロース状表
  面からフィレ状表面に変わった。
    体験者:50代前半〜60代後半の男性、 人数:6名
    自身の評価: ◎=6名

3.
抜け毛が減り、頭髪 以外の体毛が増え気味になった。
     体験者:40代後半〜60代後半の男女、 人数:13名
     自身の評価: ◎=10名、 ○=1名、 □=2名

4.風邪をひき易い体質が改善され、ひどい風邪を引き難く
  なった。
     体験者:10代後半〜60代後半の男女、 人数:13名
     自身の評価: ◎=8名、 ○=2名、 □=3名

5.花粉症の症状が軽くなった。
     体験者:10代後半〜60代後半の男女、 人数:3名
     自身の評価: ◎=2名、 ○=1名、 □=0名

6.ニキビや吹き出物の数と程度が減少した。
     体験者:10代後半〜40代後半の男女、 人数:5名
     自身の評価: ◎=3名、 ○=1名、 □=1名


このような経過を見ると、被験者の少ないのが難点ですが、この水の改質は抗加齢作用のみならず、各種の体調不良を改善する作用も期待できそうで、
抗加齢法を超えた「不老長寿法」的と言えるかもしれません。
                                 2010年4月

                                           


直線上に配置
禁煙と肥満抑止
これは、知り合い鈴木さん(仮称)の貴重な体験なので生活の知恵として公開します。

鈴木さんは、38年間愛し続けたあのま ろやかな煙と絶賛していたタバコと昨年ついに離縁したそうです。その苦しみたるやさぞ大変だったのではと聞いたところ、最後の頃はスー パー・マイルドだったので別に禁断症状はおきなかったとのこと。(そうです!禁煙をしなければと思った時、先ず実行することは品種を超軽いものに切替えるのが肝心と学びました。)

それから1年。定説通りかなり丸みを帯びた体型で春の健康診断に臨んだ鈴木さんの結果 は、総コレステロール量が240とかで健康リミットぎりぎりだったそ うです。折角禁煙したのだからこんなに多いのはおかしいと大いに不満を述べていましたが、傍から見ていると「空腹感も出てきて飯がうまい」と言って、多 飲・多食の1年だったように思い出され、この程度ならましな方だと筆者は思っている。
そうは云っても本人は気になるらしく近所の医院に行った診てもらったところ、「この程度なら治療する程のことはない。食事を減らし運動すれば直る。」との 診断だったそうですが、それだけでは医者も商売にならないし又、イエローカードも出されているので、「折角来たのだから、高脂血症ということで一応コレス テロールを下げる薬を出しておきましょう」と言ってくれたそうです。さあ、ここからがメイン・ディッシュです。

薬を飲み始めて2週間、鈴木さんの言葉を借りれば何とはない「解脱感」ならぬ「下脱感」を味 わった結果、腹の出っ張りが減り腹筋にさわれるようになったそうで す。
1ヶ月後、ズボンのサイズがひと廻り小さくても入るようになり、3ヶ月後には、体重が約 2.5Kg減少したそうです。この間,夕食の量を少し減らした以外、普通に3食摂っていたそうです。
このことは、メタボが気になる特に中高年のオジサマとオバサマ方に耳よりの情報です。早速、近所の医院に行って「高脂血症」の診断を受けましょう。太めであ ればかなり高い確率でそう診断されると思われます。そして、コレステロールを下げる薬を貰えば、それがそのまま
痩身効果をもたらします。

この痩身効果の素晴らしい点は
@医者の管理監督下の治療に於ける副次的効果なので、合法的で安全であ ること。
A保険が利くので、安く実現出来ること。
の2つです。
但し、鈴木さんの味わった「下脱感」は、従来よりもインプットに比べアウトプットが増え、力の出ない状態と思われるので、くれぐれも
「薬の飲み過ぎ」には気をつけましょう。(この薬も飲み過ぎればマガイモノ痩身薬と同様、危険を招く恐 れがあると考えられます。)
尚、この薬を飲むと空腹感が強くなるが、満腹まで食べては再び肥満になると医者から釘を挿されたそうです。

それでは、かつての姿に戻れますよう皆さまの幸運を祈念致す次第です。

                                  2003年4月

直線上に配置

 続報1
これは古い話で恐縮ですが、2001年8月23日の毎日新聞によると,全国の医師6500人が参加し総コレステロール量220以上の約5万人に対し、コレ ステロール低下剤を92年より6年間にわたり投与し有効性や安全性の調査が行われた。

その解析結果が山口大学大学院医学研究科の松崎教授より発表され「総コレステロール量が 200〜219クラスに下がった人の死亡危険度を1とした時、 180〜259クラスに変化した人の同危険度はほぼ1と変わらないが、160〜179クラスに下がった人の同危険度は2倍、160以下クラスに下がった人 の同危険度は3倍であった。又、大幅低下のクラスでは死因のうち免疫力の低下によるがん死が4割も占めた。

一方、がん死の危険度は総コレステロール量が240〜259の状態が最小となり、NPO<医 療ビジランスセンタ>では高脂血症の基準を再検討すべきだと言っている。」



更に、24日の同紙によれば「海外A社製高コレステロール血症治療薬の副作用とみられる 死者が海外で相次いだのを受け、国内で販売する前記A社と国内B社 はそれぞれ自主回収を始めた。他の高コレステロール血症治療薬との併用や用量が多い場合に副作用がでる」とのことである。(・・・・この手の薬は「飲みす ぎは禁物」であり、医師の注意深い指導のもとで使わなければなりませんね!)



このような報道を前述の鈴木さんに連絡したところ、「総コレステロール量は195まで下 がったし、減量もできた。もはや病気は治ったので薬は飲んでな い。」とのこと。しかし、このような病気は生活習慣病だからずっと飲み続ける必要ありではないかと聞くと、「薬は悪い時だけ飲めばよし!飲み 続ける方が酒やタバコと同じで習慣病になる。」との見解でした。

なーるほど、言われてみればその通り! 薬 で治療効果を掴み体質にクセをつけた後は、普遍的ですが食事の改善や運動など身体の自律作用を促すこ
とが肝心のようですね!
                                         2004年6月

直線上に配置

続報2
時は移り、2005年7月2日の朝日新聞によれば、
「体内のダイオキシンやポリ塩化ビフェニール(PCB)は、高脂血症を治療する医薬品の服用で濃度を下げられることが、森千里・千葉大学大学院教授(環境 生命医学)らの研究で分かった。汚染度の高い人ほど効果が大きく、6ヶ月間で最大40%の削減効果があったという。福岡県久留米市で開かれている日本臨床 環境医学会で、2日、発表した。」・・・・・

と云う記事の後半に、
「ダイオキシンやPCBは脂肪組織に多く蓄積される。排出速度が遅いうえ、いったん胆汁に溶けて腸内に放出されても、再び腸から体内に吸収される。
コレスチミド(高脂血症治療のためコレステロール値を下げる医薬品)は腸からの脂肪吸収を抑制することから、効果を示したとみられるいいう。・・・・」

この記事により、「高脂血症治療薬が痩 身効果をもたらす」と云う偶然の経験が、医学的に証明されました。
今後、鈴木さんのように禁煙で太ってしまった人も、また食べ過ぎ・飲み過ぎで太ってしまった人も、(海外製のマヤカシ薬でなく)正真正銘の薬で痩身効果が 得られるので、挑戦してみましょう!

                                 2005年7月

直線上に配置

続報3
この項はコレステロールに関する余談です。
お酒は「血液をサラサラにするイ モ焼酎」がよいと言われていますが、
<<毎日のように一升酒を呷る酒豪が、とうとう脚部に血栓ができコレステロールの超々過多と診断され投薬治療を始めました。それでも酒を止められないので周囲 からワインの話しを聞き、治療中にも拘らず飲み始めました。アルコール度の低いワインで少しでも酔いを誘うため毎日1本〜2本を開けながら一週間後の診断を受けたところ、コレステロールは正常値、血栓も解消となり医者から 生活条件をしつこく質問されたとのことです。>>
アルカリ飲料のワインは評判通り血液を癒すようです。
お酒を飲むなら、焼酎とワインを主体にすべきですね!

                                 2005年12月
                    


直線上に配置

 ファインセラミックによる水虫繁殖抑制材

サプライ工房では、典型的パラサイトである水 虫さんに入り込まれている人を対象にパラサイト退治を試みましたので、その速報を発信します。

(1)水虫には色々な症状を示すことが言われていますが、対象パラ
   サイトの症状は
  ・水泡が発現し痒みがこみ上げてくる
  ・やがて水泡が潰れ皮膚が割れ中の赤膚から液が滲み出てくる
  ・日を置くと皮膚の表面層が白色化するので、その部分の皮を
   剥くと既にその下は赤膚化し液が全面から湧き出し、パラサイ
   トの棲家は拡大している
  ・同時に新たな水疱が隣の指の思い掛けない場所に発現し、家
   主を慌てさせる
  ・市販の薬を用いても、角質層の厚層化のため治癒状態が直視
   できないので、症状が収まれば治ったと錯覚し治療を止めてし
   まうことの繰り返しである、
   と、ごく一般に見られる完治できない水虫の典型についてです。
(2)サプライ工房では、
従来の水虫薬とは根本的に発想を変え、特
   別に配合された種々のファイン・セラミックとバインダー及び練
   り薬との組合せを検討・試験し、或る組合せがパラサイト退治
   に効果のある事を掴みました。

(3)上記の対象者の患部にこの配合ペーストを朝晩の2回摺り込む
   と、
  ・5日後まで、赤膚部は白色化しその部分の皮を剥くとその下は
   赤膚化しているが、患部領域の拡大は止まった。当初、液もま
   だ全体から湧き出すほどであったが、5日後には部分的な沁み
   だしまでに減少した。この期間、多少の痒みはあっが靴下を脱
   ぎ掻くほどではなかった
  ・最初から3日後、水泡が他の指に引越したので、ここにペースト
   を摺り込むとその2日後に水泡は消えた
  ・最初から6日後、皮膚の白色化部分を剥がす繰り返しでは終局
   が見えないので、配合ペーストの摺り込みだけで皮の剥がしは
   止めた(ここまでの白色部を剥す試みで3日間のロスが生じた)
  ・最初から8日後、皮膚は白色部はあるが完全に乾燥状態にな
   ったので配合ペーストの摺り込みも一時的に止めた。
   (実質−3日する)
  ・最初から10日後、皮膚は乾燥状態のままなので、白色部のみ
   配合ペーストを摺り込んだ。この間、痒みは殆どなかった。
   (実質−3日する)
  ・これ以降、配合ペーストの摺り込みは
毎朝1回とし、革靴を履か
   ない
土・日曜日はまったく摺り込まないようにした。このような条
   件での抑制効果は、以下の写真の通りです。
  ・写真でも明らかのように、本配合ペーストの水虫繁殖抑制作
   用に於いては、
角質層の厚層化がなく、患部の状態を完全抑
   制まで直視できるので
、従来の水虫薬のように中途半端な治
   癒状態で完治と錯覚するようなことがありません。
(4)この水虫繁殖抑制材についてまとめると
  ・このファイン・セラミックは化学的に安定で、人体に無害である。
   従って、女性や子供でも安心して使え、廃棄に際しても環境に
   やさしい。
  ・水虫繁殖抑制作用は化学的反応ではなく、電気的作用と考
   えられる点が、従来の水虫治療薬とは異なる新しい点です。
   
但し、酸化チタンのように半導体的性質による電気化学反応
       や各種セラミックに見られる化学吸着作用や遠赤外線作用、
       或いはトルマリン等に見られるマイナス・イオンの作用でもない
       と考えられます。

  ・角質層が厚くならないので、水虫抑制の状態を直視でき完全
   抑制を確認できる。
  ・又、角質層が厚くならない現象は、
新陳代謝を抑制している
      ことであり、DNA複製の抑制や RNA転写の抑制などエピジェ
   ネティックな面での作用も推測されます。そして、この水虫繁
   殖抑制の場合は副作用的な現象や感覚は見られず 、逆に
   付随する痒みや痛みが軽減する快癒感が得られており、今
   後MRSAやガン細胞及びウィルス等に対し副作用の少ない状
   態での働きなど、多様な生体生理現象に有効に応用展開で
   きる
のではないかと予想されます。

このように現在の状態は、まったく新しい方法に基づき水虫パラサイトを完全に抑制できる確証を掴んだと考えられます。

サプライ工房では、この抑制材が医薬品として効果が確認できれば、「電子的直接作用に基づきエピジェネティック的な作用を発揮する医薬品」と云う恐らく世界初の分野が開けるのではないかと予想しており、先ずは この素材の作用原理を探求していきます。




最初から2週間後の患部
(毎朝1回の摺り込み、土・日曜日は無し。実質−3日する)
小指の表側




小指の裏側



すっかり乾き、ジュクジュクの赤膚は無くなった



最初から50日後の患部
(毎朝1回の摺り込み、土・日曜日は無し。実質−3日する)
小指の表側



角質層が厚層化せず制覇の様相を見せる患部

                     2006年9月





直線上に配置

セラミック水虫抑制材のエピジェネティックな側面


ストゲノム時代のトレンドとしてエピジェネティックスの研究が
盛んです。このエピジェネティックスについてネットを検索すると
下記のような解説が見つかります。



ピジェネティック・がん研究の必要性(科学技術政策研究所)
1.はじめに 
全ヒトゲノム(実際は98.8%)が解読されたとして、2003年4月14日にヒトゲノムプロジェク トの終了が宣言された。これは同時に、本格的なポストゲノム時代の到来を意味した。実際には、約5年前から世界各国においてポストゲノム時代を見据えた研 究内容や研 究体制への移行がみられている。日本においてもポストゲノム研究として、ゲノム情報 に基づくタンパク質の構造・機能解析、糖鎖の構造・機能解析、疾患と関連したSNPs解 析等の研究の推進が図られている。
ポストゲノム研究の国際的なトレンドとして、疾患とゲノムの関係に焦点をあてた研究が 進められている。近年、様々な種類のがんや他の多因子疾患の
細胞中のゲノムDNAま たはDNAと結合しているヒストンに、メチル化やアセチル化などの酵素的な修飾が生じ ていることが観察されている。このような修飾は遺伝子の転写や発現に影響を与えると 考えられ、これが疾患の発病原因のひとつではないかと推定されている。これは生体内 の酵素等によって起こる可逆的な反応であり、食物摂取や環境中の化学物質による被 曝等の外的な要因によって、その発生率が変動することが報告されている。これらの修飾はエピジェネティック と呼ばれ、正常な生体細胞においては生体維持のた めに必要なメカニズムでもあり、その異常は疾患(がん等)の原因になると考えられる。

2.エピジェネティックとは何か?
エピジェネティック(epigenetic)の語源は、 17〜18世紀の生物学の中心思想である個体 発生の前成説(preformation)に対する後成説(エピジェネシepigenesis)からきている 。前成説によると生物は最初から潜在的に存在した性質が展開されて個体になるとさ れ、後成説によると生物は発生の過程で順次、内的および外的な影響を受けて個体に なるとされた。現 在では「エピジェネティック」は、ゲノム自身の変異以外のメカニズムで遺伝子の発現 に影響を与える現象を指している。エピジェネ ティック研究により遺伝子発現の制御メカ ニズムが解明されることは、遺伝子発現に関わる様々な分野の研究を促進することが予測される(図表1)。・・・・・・・・・・



化学物質とエピジェネティックス変異(千葉大学大学院医学研究院)


1. エピジェネティック変異原性
従来の化学物質の影響評価は、DNAに変異を起こすかどうか(変異原性)に重 点が置 かれてきました。
しかし、内分泌撹乱物質は
・変異原性を持たないものも多い
・ 胎児(仔)期、新生児(仔)期に曝露した影響が思春期になってから現れるなど、 晩発効 果が見られることなどから、
遺伝子配列には影響しないが細胞分裂を経 ても維持される変化を引き起こしていることが疑われます。
このようなことから、 「エピジェネティック変異原性」を考慮する必要があります。

2. エピジェネティック変異とは
私たちの体の中で、エピジェネティックな変化は普通に起こっています。すべての細胞 は、免疫系など一部の例外を除き、まったく同じ遺伝情報を持っていますが、それぞれ の臓器によって細胞の性質が異なるのは、
細胞の種類ごとにエピジェネティック情報が 異なっているためであると考えられます。通常、命の始まり である受精直後にエピジェネ ティック変化はリセットされ、正常な発生が保障されるのです。すなわち、卵子 と精子が 受精して発生を開始すると、着床するまでのわずかな間に遺伝子のエピジェネティック 情報が一旦消されてしまい、その後細胞の分化に応じて固有のエピジェネティック情報 が書き込まれていきます。エピジェネティック情報が間 違って書き込まれたとき、それを エピジェネティック変異と呼びます。クローン羊ドーリーのような体細胞クローン動物には、流産、死産、奇形、遺伝的欠陥 がある、病気に罹患しやすいなど、いろいろな障害が起こます。体細胞クローン動物で は、生命の最初に起こるエピジェネティック情報の消去が不十分なためであると考えら れます。

3. エピジェネティックの機構
いくつかの機構がありますが、もっとも重要なのは
「DNAメチレーション」です。遺伝子の 本体であるDNAは4種類の部品(A, T, G, C)でできていますが、その1つ C の塩基部分 に1つメチル基がくっついた (遺伝子に印) ものです。メチル基は炭素1個と水素3 個でできていて非常に小さいので、遺伝子に印がついたとしても遺伝子情報そのものに は影響しません。

4. なぜ遺伝情報そのものに変化がないのに長期に渡り影響を及ぼすのか?たとえば、書類を整理する場合を考えましょう。あまり使わなくて倉庫にしまってもよい書 類には付箋をつけることにします。あなたが付箋をつければ別の人がどんどんしまいこ んでいきます。もちろん、捨てたわけではないので、また必要であれば探し出して付箋を はずせば手元においておくことができます。遺伝子の場合は、使われない遺伝子にメチ ル基という印をつけます。そして
メチル基がついた遺伝子は、ヘテロクロマチンという非 常に使いにくい状態で保管されてしまいます。た とえば、赤血球を赤くしているタンパク 質ヘモグロビンは赤血球以外では作られません。ほかの細胞ではヘモグロビンをつくる 必要がないので、ヘモグロビン遺伝子はメチル化され、間違ってつくられることのないよ うにしまいこまれています。環境ホルモンのような化学物質は、単に遺伝子の発現状態 を一時的に変化(攪乱)させるだけでなく、この付箋をつける作業を攪乱して、本来しまい こんではいけない遺伝子をしまいこんだり、逆に取り出してしまったりするため、長期に およぶ影響が出るのではないかと考えられます。また、がんは遺伝子の傷(塩基配列の 変異)で生じるとされていますが、実際には多数のエピジェネティック変異が同時に起こ っていることが明らかになりつつあります。

5. 化学物質の影響評価
化学物質の影響は、従来、変異原性を有するかどうかが1つの基準になっていました。 しかし、環境ホルモンの特性が理解されるにつれ、エピジェネティック変異を考慮する必 要が出てきたと思われます。化学物質の影響を模式的にまとめますと、下図のようにな ります。右側は従来の「変異原性を有する化学物質」、左側が「エピジェネティック変異 原性」を考慮した化学物質の影響です。・・・・・・・


ヒストンアセチル化酵素と脱アセチル化酵素の共通モチーフ構造の発見(科学技術振興事業団)

癌細胞におけるDNAメチル化およびヒストン修飾の遺伝子発現制御への関与について(上原記念生命科学財団研究報告 書)[PDF]

DNAメチル化異常と発がん(国立がんセンター 研究所)

理研 発生・再生科学総合センター




ここから、水虫抑制セラミックによる白癬菌繁殖抑制作用 とその
過程で発生した皮膚の新陳代謝抑制現象についてエピジェネテ
ィックスの面から考察してみます。


1.白癬菌について
  (1)このセラミックは白癬菌の繁殖を抑制しているので、白癬菌
     のDNAの複製を抑制していることを間接的に示しています。
  
  (2)外観上白癬菌を制覇した状態では塗布を止めても再繁殖の
         兆しはありませんが、セラミックの作用によりテロメア領域の
         短縮等が起こり死滅したのか、DNAのメチル化のような現象
         により発現が 抑制状態にあるのか、明確ではありません。

2.角質層について
  人体の角質層に対しては、セラミック抑制材の患部への塗布を続
  ける限り患部の角質層の厚層化は起こりません。
   しかし、次の特徴があります。
  (1)前記写真に於いて、
患部周辺の角質層のメクレ状態は患部
          からの剥がれではなく、患部周辺からのはみ出しです

  (2)セラミック抑制材を患部周辺まで塗布したにもかかわらず、
          患部周辺の角質の成長の方が早く、
患部の角質のみDNA複
          製が抑制状態にあると間接的に示されています

  (3)外観上白癬菌を制覇した状態になると、塗布の有無に余り関
          係なく、患部とその周辺部との新陳代謝に差はなくなります。

          ・・・・・・患部の角質層の細胞配列が正常になるとセラミック
     抑止材の新陳代謝抑制作用は停止するように見えます。
  
(4)一般的に、「DNAが損傷を受けると、一時的に細胞分裂は中
          止され、DNA修復酵素が働き元の正常な細胞に戻される」と
          言われていますが、上記の新陳代謝抑制現象は
同様な働き
     をかなりの日数に亘り加速する別な現象
のように見えます。

3.他の疾患への適用
   このセラミック抑止材を水虫ではなく裂傷(アカギレ)とその周辺
   部に塗布すると、
  (1)患部表面は短時間のうちに不活性化されるとともに、新陳代
     謝は患部周辺に比べ非常に遅くなり、水虫の場合と同様
患部
     周辺の角質層の横方向へのはみ出しが確認されています

  (2)外観上裂傷が塞がる状態になっても、患部とその周辺部との
     間の新陳代謝に差は残ります。
  (3)この段階で塗布を止め、そこから患部の新陳代謝の速度が
         通常程度に回復するには、或る程度の月日が必要です。

4.まとめ
  (1)人体の角質に対する上記2つの現象(水虫と裂傷)は、エピジ
     ェネティックス的な表現を借りれば、
「当該セラミック抑止材
      
布により損傷細胞のDNA高メチル化からヒストンの脱アセチル
      化が、又
塗布停止によりDNAの脱メチル化とヒストンのアセチ
          ル化が起こった」こと
を連想させますが、裂傷の場合新陳代
          謝抑制効果が「2週間〜3ヶ月程度」と比較的短く、無菌の疾
     患の場合は、作用にお差があるように見えます。
     しかし、対象にもよりますがこのように限定された効果期間
     は、医薬品の観点からは使い勝手が良い面があるようにも思
     われます。

  (2)一方、白癬菌のような人体に異常な細胞に対しては、その抑
         制効果は強く長く継続しており
、エピジェネティックス的な表現
         を借りれば、DNAの高メチル化、或いはクロマチン再構築不能
         による死滅が起こったことに相当する
ように見えます。

  (3)上記によれば、
このセラミックは人体の細胞配列の不整合部
          
分に対し選択的にDNAメチル化に類似するような作用を発揮
           しているように見えます。


5.課題
  このセラミックは前記実施レポートの項で説明したように、外部エネルギーを加えない状態では不活性であり、
どのような力がクロマチン構造の変化に寄与しているのか未知ですが、ただ細胞やDNAの生理活性に関し今まで余り話題にならなかったいくつかの条件があり、その中の1つの 条件と当該セラミックとは緊密な接点が明らかにされつつあります。
クロマチン構造の変化が各種の酵素によってのみ確固たる形式で起こるのではなく、もっと軽度で短期的で柔軟な構造変化も起こり得るこ とが予想され、これが今後の研究課題です。
                                    2007年1月

                    


直線上に配置


                                サプライ工房
                                   contact us